マーケティングとは 「マーケティングの概念」
「マーケティング」という言葉は、実際は、これまで長い間、同意語で使われていたのではなく、マーケティングの定義そのものも、その時代時代に合うように製品⇒販売⇒ニーズ志向⇒顧客志向と絶えず変化してきた。
それに合わせて、企業(組織)の中でも当初マーケティングは、販売のための一手段から、一部門名になり、現代では組織そのものの方向性を決定する「羅針盤」であり、「経営理念」「コンセプト」「仕組み」という言葉に置き換えられ、マーケティングの傘の中にその組織の全てが包括される時代になっている。
言い換えれば、「マーケティングの考え方で組織が作られていく時代」を迎えたと言って過言ではないだろう。
つまり、マーケティングとは、組織が行う「顧客が真に求める商品やサービスをつくり、届ける活動」全体を表す概念であり、市場創造のための一連の総合的活動と言えよう。
それを実現していくためには「顧客志向」の考え方が必要であり、それは言葉を換えると「市場の視点」で全てを判断していくということがとても重要になる。
資料協力:一般社団法人日本販路コーディネーター協会