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営業企画 マネジメントマーケティング戦略

 マネジメントマーケティングとは  「経営ビジョン、経営計画において常にマーケティングが先行する」という考え方を言う。  マネジメントマーケティングとはマーケティングを単機能としてではなく、あらゆる取り組みにおいて先行する全社的な概念として捉え実行し、適応することである。  
 マネジメントのすべては「取り巻く環境に対応できるかどうか」 分野や業界によって、その時間差が長いか短いかということでもある。〔日刊工業新聞社説 9/24 掲載記事〕  
 マネジメントマーケティングとはマーケティングを単機能としてではなく、あらゆる取り組みにおいて先行する全社的な概念として捉え実行し、適応することを言う。これは経営ビジョン、経営計画を含むあらゆる企業活動においてマーケティングが常に先行するという考え方である。これが「マネジメントマーケティング」の基本である。 マネジメントマーケティングでは、川下から川上を見つめ、経営全体、経営の根幹までを含めて構築する。マネジメントマーケティングとは、いわば「市場の視点」から企業の活動全体をみるものと言える。  マーケティングの概念は、生産志向から製品志向へ、さらに販売志向へと、時代とともに変化してきた。しかしいずれにしても、マーケティングの考え方の出発点は「市場の視点」である。作れば売れる時代にはマーケティングは今日ほど意味がないものであったが、競争が激化し、売上が減少し、成熟化社会になると、限られた市場に対して限定されたマーケティングの必要性が高まることは必然的なものである。

マネジメント
マーケティング戦略
■マネジメントマーケティングプログラム 【MMP®】とは
 日本販路コーディネータ協会のMMP®は、経済産業省認可のセールスレップ協同組合が行う[マネジメントマーケティング会議](MMC)の事業活動を基本に育成研修として体系化したプログラムのことです。
 MMP®の基本スタンスは、実践のスキルと知識を高めることが目的です。  
 MMP®は、現在「新規事業戦略コース」「新製品開発コース」「販売チャネル調査コース」「販路開拓コース」「販売促進コース」などにおける事業化支援領域で構成されています。各コースでは「プロジェクト案件」をチームごとに問題解決を図りながら、戦略策定をおこないます。

■MMP®の基本スタンス  
 MMP®に参加するメンバーは「市場の視点から社会に変革をもたらす実践的かつ実務的なビジネスリーダーとなる専門家」を輩出することを目指しています。  
この目標を達成するため、このプログラムは既存の教育方法や考え方にとらわれることなく作り上げたものです。従来の「ケーススタディ」や「ケースメソッド」ではなく、多くの方から「超ケースメソッド」といわれるように、実践に裏付けられたマネジメントマーケティングのテーマを基本スタンスとしています。   
 ケーススタディとは事例研究とも呼ばれ、事例を素材に分析し、原理、原則を発見する研究手法です。 一方、ケースメソッドとは事例分析にとどまらず、ケースのビジネス上の課題に対して各自が戦略を立てた後にディスカッションを行うことで意思決定に必要な「思考プロセスを体得」させていく学習方法です。問題解決策を自由に発言し、その解決策の決定はしないところにその特徴があります。米国のMBAなどの「研究型学習」手法に取り入れられています。

 しかし、日本セールスレップ協会のMMSPは研究としてではなく、実践に裏付けられたプログラムを提供するものです。「問題解決」と「問題思考能力のプロセス」を学ぶばかりでなく、「問題抽出」と「問題解決の決定」、及び「実践方法の策定」を重んじています。

①商品、販売、販促、技術  
 「商品、販売、販促、技術」の基礎知識の上に立ち、「人材育成」を軸に体系化した経営戦略、ビジネスプラン、研究開発、販路開拓、商品開発等の事業化支援におけるコーディネータ、アドバイザー、上級セールスレップのビジネスリーダーを育成する実践としての場が「MMP®」です。

②実践そのものであること  
 MMCを研修プログラム化したものが「MMP®」であり、従来あるケースメソッドとは異なり、今現在、問題解決を図らなければならない課題を解決することが、MMP®の本質です。

③研修の場においても具体的な効用を追求する  
 MMP®を行う場合は、参加者がその能力を高めるということが目的ですが、企業側においては、具体的な効用、明日から実務に活かせる内容を求めているということをきちんと認識せねばなりません。実際の企業研修等に活用する場合でも「思考のプロセスを学ぶ」「研究する」ということだけでは解決しない問題を明らかにしなければ研修の意味はありません。課題からその解決策を選択し、決定することこそが「戦略」であるといわれているゆえんです。

■マネジメントマーケティングとは
 経営計画における手順は企業の置かれた状況により、必ずしも同様ではありませんが、企業環境を背景として考えれば経営計画は、市場調査→商品計画→販売計画→生産計画→設備計画→資金計画→利益計画→組織計画→人員計画→教育計画の手順で行なわれます。すなわち、経営計画は市場調査に始まり、教育計画までマーケティングの計画が全ての諸計画に先行して行われるということです。
 つまり、マネジメントマーケティングとは「経営計画においてマーケティングが常に先行して行われなわれなければならない」と定義するものです。
 公的研究委員会などの研究課題における実践から2007 年にこれを体系化し、小塩稲之が提唱した理論です。  
 マネジメントマーケティングにおいては、これまでも経済産業省関東経済産業局「日本型セールスレップ・システムの普及・実践検討委員会」及び経済産業省政策局「ベンチャー企業の公的調達の促進に向けた研究委員」(共に委員:小塩稲之)において、わが国の政府、及び公的支援機関の従来の企業評価、製品評価、経営力評価、市場調査等の評価方法と市場調査等の推進のあり方について、その課題と解決方法を提言してまいりました。

■マネジメントマーケティング会議(MMC)事業とは 
 MMC:Management Marketing Conferenceの略。  
 MMC事業とは、上記を踏まえ、経営理念、経営ビジョンにおいて、マネジメントとマーケティングの双方に重点においた経営計画の立案により、当該企業における専門知識を有する複数のジャンルの異なる専門家を選定し、当該企業の課題解決から方針の決定、調査、販路開拓支援までの実行作業を行う事業化支援がその目的です。

 当該企業における専門知識を有する複数のジャンルの異なる専門家を選定し(5~8名)、戦略会議を実施することで、当該企業の課題解決から方針の決定、調査、販路開拓支援までの実行作業を行います。 企業経営者への経営・商品・販売・販売促進、製品開発支援等の「ビジネスプラン、ブラッシュアップ戦略、販売戦略等」における事業化支援がMMCの目的です。専門家は当該企業の専門知識を有する公的機関の助成金や製品評価委員、商品開発専門家、販売促進の実務家、販路コーディネータなどが参画し実施します。

事業化支援 
 MMCにおいて重要なことはニーズ、シーズの評価を行うというスタンスではなく、「どのようにすれば事業化できるのか」という基本スタンスを持つものであることです。
実際の想定需要者を対象とした調査、分析を行うことで事業化の方向性を探ります。現在は主としてビジネスプラン、製品プラン、ターゲット候補選定、市場調査設定、販売戦略、販売促進戦略等をメーカー経営者、専門家によりその課題解決の検討と計画と実施の落とし込みを図ることを重点に置いた施策が図られています。

 参画メンバーの事例 ビジネスプランナー、(商品)コンセプター、ネーミング(商標登録)、商品開発、本体デザイン、商品計画、生産計画、試作品調査、パッケージ、販売促進(ツール開発)、(現行)製品調査、仕入・バイヤー、購買者ヒアリング調査、(ケースにより消費者モニタリング調査)等の専門家などを起用しています。

ハンズ・オン 
 地域産業活性化のために、地方の中小企業等の首都圏展開(営業組織の立ち上げから軌道に乗せるまで)をハンズ・オンで行います。 初回会議は、①課題解決、②方針の決定、③市場調査設定、④販売戦略方針決定などが主になります。第二回目は、市場調査後に報告を兼ねて細部の計画を詰め、それに基づき実行することになります。

市場調査(現行製品、プロトタイプを含む) 
 支援対象製品について主に首都圏の販売見込先に対する簡易なテストマーケティング、購買者ヒアリング調査、モニタリング調査などを実施します(製品等や価格に対する印象及び希望価格、使用使途、機能や改良点に対する要望等)。 
①製品の課題検討と市場調査書作成:商品化課題抽出、販路開拓先、ターゲット選定の検討。
②販路設定後の市場調査:販売拡大のための効率的アプローチについて。 
③具現化の支援:実行パートナー企業候補選定。 販売パートナー、生産パートナー、販売促進(ツール開発)、パッケージ(デザイン)などの制作、物流、アフターサービスなどのパートナー紹介支援。

■MMP®統括リーダー、チームリーダー育成 
 チームリーダー(個別チームの進行役)は「MMP®リーダー養成研修」のカリキュラムで養成されます。チームリーダー研修の経験を積み、ある程度のレベルになると更にワンランク上の統括リーダーの活動が要求されます。実践研修や企業内研修へとその取り組みが今後、拡大することが期待されています。

MMP®研修につきましてのご参加は、下記にて申請できます。

随時、実施の予定です。
MMCについて

MMP研修について


 「視点に多面性」が重要 
 会議の構成員 多様に マネジメントマーケティング戦略

  あらゆる企業活動においてマーケティングが常に先行するという考え方の「マネジメントマーケティング」では、全社的な基礎的概念として取り組むことが重要です。では、具体的にはどのようにしたら良いのでしょうか。その答えのひとつは、会議におけるメンバー構成にあります。

 経営会議であっても、営業会議であっても、通常の社内で行われる会議では、関係部門のメンバーにより構成されていると思います。例えば部長職をそろえれば同じ年代の長年、社内で共に働いてきた人となります。これは同じ共通認識を持つ者同士の構成ですので、話が早い半面、視点に多面性が無く、会議として「複眼」を持ちにくい状況にあります。

 マネジメントマーケティングの考え方では、特に戦略会議においては、メンバーの多用性が極めて重要なポイントになります。なぜならば、画一的な背景を持つメンバー構成では、課題の気付きや、新たな発想の組合せによる革新が起きないからです。

 マネジメントマーケティングでは、激動するマーケットを全社的に敏感に察知し、即応することが求められます。会議メンバー一人ひとりがマーケッターとしての視点を持ち、アンテナを張り巡らせ、会議にフィードバックする姿勢が重要になります。それなので、会議メンバーは多様であったほうが、より幅広い情報のフィードバックが可能であり、情報の吟味や展開にも可能性が広がるのです。決して極端な例ではなく、年齢、性別、役職、趣味趣向、人種まで、より多様なことが、その会議の情報収集、分析、解決などの力を高めるという考え方なのです。

 多様な背景を持つメンバーを束ね会議を進める議長には、マネジメントマーケティングの基礎知識が求められます。そしてあらゆる場面において「市場の視点」を最重要視した判断を下していくことになります。

 マネジメントマーケティングにおけるマーケティング調査は、外部専門機関による調査だけの評価ではありません。実は、それ以上に社内メンバーによる調査が重要なのです。

 


 日本セールスレップ協会の市場戦略研究所では、社内資格制度の設計・構築から、運営支援をはじめ、さまざまな研修実績からプロフェッショナルな人材育成・養成の支援をしています。社内資格制度に関するご質問などは、お気軽にお問い合わせください。

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